腫瘍溶解ウイルス OBP-301 の論文発表に関するお知らせ
2026-06-30 · Oncolys BioPharma Inc · original oncolys.com ↗
1 2026年6月30日 各 位 会 社 名 オンコリスバイオファーマ株式会社 代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 浦 田 泰 生 (コード番号:4588) 問 合 せ 先 執 行 役 員 秦 耕 平 (TEL.03-5472-1578) 腫瘍溶解ウイルス OBP-301 の論文発表に関するお知らせ 当社が開発した腫瘍溶解ウイルス OBP-301 を、化学放射線療法に併用して食道がん患者 に投与した米国 NRG Oncology による臨床試験 NRG-GI007 の成績が海外医学誌に掲載され ましたので、お知らせします。NRG Oncologyは、米国国立がん研究所が支援する世界最大 級の権威ある臨床試験グループです。 1. 論文名: NRG-GI007: Phase I study of OBP-301, an oncolytic virus, and definitive chemoradiation in locally advanced esophageal cancer 2. 掲載紙:International Journal of Radiation Oncology・Biology・Physics 3. 論文の概要: 米国における食道がんの標準治療である化学放射線療法に併用して、OBP-301 を 腫瘍内に投与する第 1 相試験が 2020 年 6 月から 2024 年 7 月にかけて実施されまし た。本試験には 15 名の食道がん患者が登録され、そのうち 14 名の患者が治験実施 計画書の計画通りに OBP-301 の投与を受けました。全 15 例が安全性評価対象とな り、治療効果判定を実施する前に死亡した2例を除く 13例が有効性評価対象となり ました。 本試験では用量制限毒性(DLT)は認められませんでした。試験治療に関連すると 判断された重症(グレード3又は 4)の副作用のうち最も多く認められた症状は、好 中球減少症(40%)とリンパ球減少症(33%)でした。治療効果判定前に亡くなった 2名のうち 1名は、 試験治療開始前に食道がんが気道に浸潤していることが認識され ておらず、 治療開始後に食道と気道の間に瘻孔が生じ、 それに起因する呼吸不全と敗 血症性ショックにより死亡しました。他の 1 名は放射線肺臓炎によると考えられる 呼吸不全により死亡しました。 15 名のうち死亡した上記 2 例を除く 13 名の食道がん患者が有効性評価を受けま した。その結果、臨床的完全奏効(clinical CR)割合は、有効性評価対象の13名の患 者では 100%、 登録された全15名の患者を対象とした場合では 87%でした。1年後、 15 名中 9 名(60%)が生存しており、8 名(53%)は病勢進行なく生存しています。 以上の通り、食道がん患者に対する OBP-301 と化学放射線療法の併用は安全であ り、全有効性評価対象例にclinical CRをもたらしました。今後、この治療レジメンに よって手術を受けられない食道がん患者に対する治療成績を向上させられるかどう 2 かを確認するための試験を実施する価値があると考えられました。 この試験の結果から、当社では OBP-301 と化学放射線療法の併用試験を含めた食道がん 領域での開発方針を、国内専門医と協議をして決定していく予定です。なお、テロメライシ ン(開発コード:OBP-301)は、日本国内で放射線を併用した食道がん治療再生医療等製品 として製造販売承認を得ています。 本件による 2026年 12月期の決算数値への影響はありません。 以上
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